めんどくさい=Qué pereza!だ、という説もあるが、コレは単に「やる気がしない」という意味で、微妙にニュアンスが違う気がする。
じゃあ何なのよ!というのが今回の話。
さっそく始めよう(最終更新2017/5/12)。
日本語の便利で不便な話
実は今回はコチラの回の応用編である。
「どうぞよろしく」など日本語独特の言い回しを外国語で簡単にいう必殺ワザ教えます
既にこれを読んでいるキミは、ここはすっ飛ばして次の章 へ一気にGO!
読んでないキミは先に読んできてほしいけど、後で読むからまず先へ!
…そう?じゃ、ざっくりこの回を要約すると
「どうぞよろしく」「めんどくさい」「お先に失礼」などの日本語独特の言い回しは複数の意味が重なっているので、一文で訳すことは難しい |
そう。一文では訳せないのだ!
じゃあどうするか、という解決策がアチラでは3種紹介されているが、今回はそのうちの三番目、
「一文で訳せないなら二文にすればイイじゃない」戦法の具体的な文例集である。
※ちなみに「めんどくさい」は本当は「面倒くさい(めんどうくさい)」が正式だけど、それこそメンドクサイので、ここでは「めんどくさい」で統一するよ。
めんどくさいを具体的な二文にしよう
二文の作り方
キミは編み物をしている。トイレに立った隙に愛猫が毛糸玉で遊び、メタクタにこんがらがってしまった…
ああめんどくさい!
この「めんどくさい」の気持ちを細かく分析してみよう。
◉ムカつく Qué asco!
◉ああいやだ Qué fastidio!(註:結構強い)
◉やる気がしない Qué pereza!
◎うんざりな仕事をしなきゃとは!
Tengo que hacer un trabajo tedioso.
◎アホネコめ!仕事増やしやがって!
Ay ideiota! Me dió más trabajo.
こんな感じかな?
基本的に「めんどくさい」には
- やだなあ、やる気がしないなあ〜という話し手の気持ち(◉)
- めんどくさい対象(人・ものなど)への「わずらわしい」という思い(◎)
この二つの気持ちが含まれているので、どっちか片方だと本当の意味で「めんどくさい」にはならないわけ。
んじゃ◉と◎を両方言えばいいじゃん!
というのが、今回の方法だ。
例1)Qué asco tener que hacer tantos detallados! こんなメンドウなことをしなきゃなんてああやだ!
例2)Ay ideiota! Me dió más trabajo. Qué pereza! このアホンダラ!余計な仕事を増やしやがって!
え?そんな長々言うのがそもそもメンドクサイって?
それなら◉の「ああいやだ」系だけでもいいかもね。それはこちらの回でまとめているよ。
「ああいやだ,うんざりだ!」不満・不快を表すスペイン語10選!
ともかく「めんどくさい」のドンピシャの訳はないと思っていれば、ええと、なんて言うんだっけ…?と悩んで口ごもることもない。
「めんどくさい」ととっさに思った、その奥の自分の気持ちをまずは言っちゃえ!(=ああやだな!)
で、それじゃちょっと言葉足らずだな〜と思ったら、そのイヤなやつのどこがヤなのか、ちょっと付け加えればイイ。
これが「めんどくさい」を言いたいときの万能変換法だよ。
そのほかの例文
人気ラーメン店に行ったら長蛇の列!
Cuánta gente!(なんてたくさんの人!◎)
Tengo pereza para formar fila!(並ぶのやだね!◉)
または
No vale la pena hacer cola.(並ぶほどのことじゃないよ◉)
このようにイヤな対象に対しては、思いでなくその状態を単にいうだけもアリ。
★☆ちょっとブレイク☆★
Cuánta gente! でその量に驚いた表現。 |
まとめ
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そう。「めんどくさい」をちゃんと訳そうとしなきゃ何でもいいわけで。
究極はそのまま「日本語で言っちゃう」というワザもあり。そんな話が載ってるこちら
「どうぞよろしく」など日本語独特の言い回しを外国語で簡単にいう必殺ワザ教えます
まだ読んでなかったら…読んでみてね。
また、途中で紹介した記事はこちら
「ああいやだ,うんざりだ!」不満・不快を表すスペイン語10選!
最後に仲間の記事はこちら。
「がんばって」をスペイン語で言ってみよう!
「どうぞよろしく」をスペイン語で言ってみよう!
「もったいない」をスペイン語で言ってみよう!
というあたりで、今回はおしまい。Gracias!
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