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挨拶から始まる・理論編【試験に出ないスペイン語会話術】

コミュニケーションが出来ればいいのよ、語学なんて!がコンセプトのイイカゲン流URACAN式スペイン語講座はじめるよ!今日も英語他の外国語の学習者さんも是非ごいっしょに!(2017/4/21更新)

 前回言わなきゃ損!呼びかけは超簡単な会話の潤滑油の最後に、「さよなら」よりは英語で言うところの「Have a nice day!」"Qué pases bien!"をバンバン使おう、という話をしたけど、今日はそのオマケ編。終わりを言ったんなら始めを言わなきゃね。

2回に渡って詳しく見ていこうか。今回は理論編。あそっか、って思うだけでよし。そうすると次回の実践編が生きてくるはず。みんなね、実はこの実践編は知識としては知ってんの。でもなんかウマく出来ないのはなぜか…?

はい。その謎なんかを解明してみよう。

1. ここで全てが決まる?ファーストタッチを大切に

ま、だいたいの語学の教科書の第一課はコレよね。

Buenos días señor Gómez.
Buenos días José . Qué tal
Muy bien gracias,y usted?
Bien gracias.

はあつまらん。で、昼過ぎにはbuenas tardesになって…と続くんだろうが、そーいうことは教科書とかに任せて。
URACAN式はこの3点(色が変わったところ)にフォーカス! 

必ず相手を呼ぶ&握手besoが基本!

  • 名前を呼ぶのは前回の説明通り。名前を知らなかったらseñoritaでもbonitaでも、何でもいいからともかく呼ぶこと。あなたに、きみに!話してるのさアピールは実はイツでもドコでもダレにでもドンナ会話でも大切である。

  • 基本的に女性が手を出したりほほを近づけたりしない限り、男性からはしてこないはずである(そうじゃない厚かましいのも確かにいる)。女性は、ま、ここはどーぞお好みで。

    特にbesoは日本人には敷居が高いし、アジア人にその習慣がないこともだいたい知られてる。だからしなかったら無礼ってほどのもんじゃない。特に知らない人にはね。

  • 逆にキミが男性で相手も男性だったら、友だちはモチロン知らない人にだってバンバン自分から手を出していっちゃったほーが良いとアタシは思う(言っておくが男同士でキスの挨拶は基本しません!)。

    実際向こうじゃ男性同士は銀行や役所の窓口なんかで、フツーにお客と従業員が最初に握手をしている。さすがに駅のきっぷの窓口みたいなトコじゃやらないけど。ちょっと込み入った相談をするときね。
    そもそも確かこの握手の始まりって「お互い武器を持っていないことの確認の儀式」じゃなかったっけ?戦いごっこの好きな♂は是非!今後も世界中でやりましょー。

  • で、この基本挨拶&名前&アクション(握手やbeso)は会話終了時・別れ際もまったく同じ。日本人が無意識にお辞儀をするようなもん。自然な一連の流れである。

元気?系の挨拶を忘れない!

ここがアタシたち日本人の弱いところ。「ごきげんいかがですか」ってコトバ。確かに日本語でもあるけど、まずお見舞いでもないかぎり今どきは言わんでしょ、コレ。

まあ、久々の友だちには「やだ〜久しぶり。元気だった?」なんて言うけどさ。
毎日会う友人、家族に毎日元気?なんて…普通聞かないわな。
逆に毎日会ってるのに日本で、「よう、おまえ、元気か?」なんて言われたら、「こいつ、俺が彼女にフラレたの、なんで知ってんだ…?」なんて逆に疑っちゃうのでは?ってなもんよ。

 

んで、ついつい省略しがちだけど、ね。コレは必ず言いましょう。

そう。このお元気ですか系挨拶はね。会話以前の人間関係の潤滑油意味はないクッション言葉。ずばり!アタシたちのお天気の話みたいなもんよ。

「今日も暑くなりそうですね〜」「そうですね〜ほほほ」

http://2.bp.blogspot.com/-AFAYZeFK_34/U2srnY8ldjI/AAAAAAAAf00/kPIWxt8NCC0/s800/osyaberi_obaasan.png

まだまだ会話初心者。人間関係の構築に難しい時期だからこそ!この潤滑油は忘れちゃいけないの!こんにちは。→すぐ本題。これ、こっちだとカッチンなんだコイツ、とまではイカンでも、なんか野暮でそっけない。ギスギスしてる。
はい、だから潤滑油たらしてたらして。忘れないでね! 

返事はテキトーが一番!bienだけ!

さて、この意味はないクッション言葉の「元気?」系挨拶。つまり聞いてる方も別に答えは気にしてないの。だから返事するほうもテキトーでいいわけ。

てか、テキトーのほうがいい!
(muy)bienだけでいいの! 

ホントはそんな元気じゃない。その言い方はasi asi だの no tan bueno があると知ってるからって、そのへんのどーでもいい人にマジメに答えると、それはヤブヘビ。「えっ!?なんで?何かあったの?」って、そこにフォーカスが当たって無限地獄のクチが開く(向こうじゃbien以外だったら逆に聞いてあげなきゃ失礼だからな)。

 

そもそもがこの元気?系の文てさ。例えば親しい間柄だとこんなのじゃん。

Qué pasa? Qué hay? Dónde andabas?...

そのまま直訳しちゃうと「どうした?」「何があった?」「どこを歩いてたんだ?」…おいおい。職務質問か、尋問か?って感じ。マジメに聞いてたら腹立ってくるほど煩わしい。だからね。

深く考えるな!脳に落とさず反射神経でbienって言っとけ!

(※実はこれらの答えはnadaだったりもするのだが詳しくは次回の実践編で)

 

これはアタシの経験に基づくココロからの叫びである。

義理の妹が目が合うたびに
"Ay〜 みゆまっしーちゃん♡Que pasa〜?"
って聞いてくるのが恐怖だった時期があってね。やめてえ〜!なんもないわ!かんべんしてぇ〜!って思ってた。でも、あ、意味なんてないんだな。お天気お天気。そう思ったら急に楽になったよ。

 

で、日本でのお天気の話題だってさ。フツーは

「今日も蒸しますねえ〜」「そうですねえ〜」

http://1.bp.blogspot.com/--Q6e-NMV0XE/U2sroEt8JvI/AAAAAAAAf1A/qOZWAiDHVH0/s800/osyaberi_woman.png

でいいけどさ、時間があったり、そのヒトに興味があってもっと会話を続けたい!ってなときには、場合によって

「ああ、でも沖縄の方はそろそろ梅雨明けらしいですよ〜」

 

とかって自分から話をフってもいいわけじゃん。

 

そう。聞かれた方に会話の主導権が渡されているんだな。
だからこの話題でもっと話をしたいならマジメに(もしくはフマジメに)返せばいいわけ。では、具体的にはどんな言葉を?どんな風に?

はい、これは次回の話!

 2.以降は実践編で! 

今回はここまで。お付き合いありがとねー!

Gracias amiguitos! Nos vemos sin falta!

 

ほい!それではさっそく実践編へGO! 

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