URACAN-ウラぐちカンたんスペイン語-

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言わなきゃ損!呼びかけは超簡単な会話の潤滑油。

 

コミュニケーションできればいいのよ、語学なんて!がコンセプトの、試験に出ないURACAN式スペイン語講座始めるよ!

うん。今回もやっぱりスペイン語に限らず欧米系の言語(英語・ドイツ語・フランス語…とかね)なら一緒。出てくる単語や文はスペイン語だけど考え方は使えると思うので参考にしてね。アジア・アフリカの文化はわからないから、もしその辺の事情に詳しい人がいたらコメント欄で教えてもらえるとすっごい嬉しいな。よろしくね〜!!(2018/12/06更新)

1. 日本人は損してる!

さて。まずここは日本。知らない場所で道を尋ねてみよう。

A: すみません。(とりあえず相手の注意をこっちに向ける)

  ちょっと道を訪ねたいんですが。(アヤシい勧誘じゃないよ)

B: はい、なんでしょう?(おお、聞いてやるぜ)

 

・・・質問終わって

A: ご親切にありがとうございました。では失礼します。

まあ、大体こんなもんじゃないかな。とっても丁寧。問題ないよね?

 

では次にスペインで同じことをやってみよう。

A:  Oiga señorita.Me hace  usted un favor?

B:  Si,chica.Cómo no.Dígame. 

..... 

A:  Muchas gracias señorita tan amable.Qué pase buen día! 

B:  Igualmente.

さて、と。スペイン語を知らない人でも大丈夫!きっとこのなかに絶対聞いたことがある単語が2回出ているよ。そしてまさにその単語が潤滑油だ!

 

見つけた???

 

 

 

 

そう。señorita(セニョリータ)だ!

 

一般論として日本人はこの呼びかけがめちゃくちゃ苦手である。しかし、ある意味それは日本の文化にない部分だからしょうがないんだ。

だって、よく年配の主婦がさ「おい、お茶」みたいなんで、ご主人に名前一度も呼ばれたことない、なんていう話よく聞くじゃん。学校でもさ、「あの〜」とかで先生に話しかける。ついても「センセイ」だけで名前はつけないなんてザラだし。

 

だから、外国に行ってもなかなかこの呼びかけコトバをつけないんだけど。

 

これ、絶対損してる!

名前なんかの呼びかけコトバをはさむだけで、ぐっとコトバは柔らかくなるし親密度もUP。結果的に関係も良くなるし、何よりブツ切りの塊が串に刺さっているような固い君の文がね(おっとゴメン。違ったら流して。アタシの最初がこうだったってことよ)、なんかまとまってきてソフトにネイティブっぽくなるのよ。

 

ほら、英語もわからんコドモのときに映画なんかで聞いた

イエッサー!

これ、絶対一語だと思ったよね。まさかYes sir!だったなんて。

つまりそのくらいセットなコトバなの、向こうじゃ呼びかけって。でもって単語は名前や超簡単な単語ばかり。使わない手はない!

 

さあ、ではどんな単語が使えるか見てみようか。

 

 

2. 会話の潤滑油【超初級編は一語だけ】

1)一番簡単なのは名前

・Buenos dias Maria.(おはよう、マリア)

・Ay! Qué  pasa Miyumassi?(あらら、どうしたのみゆまっしー?)

 

もうね、親しいなら全ての語の最後に名前つけるくらいの気持ちでバカバカつけちゃっていいよ。もちろんコッチの語順でもありだよ。

Ay! Miyumassi. Qué  pasa ?

 

2)くだけた場面ならamigo・amiga

・Oye amiga,puedo hacerte una pregunta?(ねえ君。質問いい?) 

複数ならamigos・amigasにしよう。

・Perdón amigos,Me gustaría ir a esta fiesta pero...(ごめん友たちよ。ボクだってパーティに行きたいよ。でも…)友も複数もめっちゃ日本語だとなじまないねえ

 まあこれはせいぜい自分と同じか下の歳の人に使おうね。若い相手にだったらjoven(男性のみ)やchico・chicaもありだ。友だちとか親しい間柄ならhermano・hermana男性同士だったら compadre(元々の意味は実父と代父がそう呼び合う)なんかもよく聞くね。

 

3)基本は señor • señora • señorita 

最初の例文の通り。知らない人への一番無難な呼びかけ。男子は丁寧に話しかけたいならどの年齢でもseñorでOK。女性が妙齢で迷ったらセニョリータにしとけ!怒る人はいない(たぶん)。

※でも手紙の時は señora統一という話はこちら

親愛なる◯◯や前略とかはスペイン語でどう書くの?【手紙の書き方1】 

 

3. 会話の潤滑油【初級編・二語に挑戦】

超初級編が言えるようになったらこの呼びかけを2語にしてみよう。まあ通常はくだけた場面や親しい間柄でだな。こんな感じである。

Hola chica bonita! (よう、カワイコちゃん!中南米だとchica lindaも一般的)

Oye muchacho guapo,por qué  no me pasas  este plato? 

 (ねえそこのイケメン君。その皿取ってくんない?)

Me das unas galletas,no? Ay Alejandra preciosa,por favor!

 (クッキーくれない?ねえ素敵なアレハンドラ〜お願いよ!)

 

向こうじゃ結構当たり前。なんせ女性を見たらまず褒めとけ!というpiropo(ピロポ)の習慣があるお国柄である。ちょっとくらいクサい方がなんか話していてお互い楽しくなるからおすすめだ。王だ王女だ天才だ…言ったもん勝ち、言われたもん勝ちである。

 

 

4. 会話の潤滑油【中級編・一文を加える】

実は最初の例文に埋め込んでおいたのだ。気がついたかな?

Muchas gracias.señorita tan amable.Qué pase buen día!

(親しい間柄ならQué pases buen día!)

 

日本じゃ「失礼します」「さようなら」のところ。ここを「いい日を過ごしてね!」にする。これだけ。そう、英語で言う"Have a nice day!"だ。ネイティブ御用達・必須構文。これまた使わない手はない。

 

そして応用も実に簡単だ。例えば週末だったら

Qué pase buen fin de semana!

夏休み前なら

Qué pase buenas vacaciones de verano!

もう1日が終わりそうならdiaはヘンだから

Qué pase buenas noches!

 

ね。簡単でしょ。あとはこんな言い方もよく使うよ!

Qué descanse usted! / Qué descanses! 

  ゆっくり休んでね=仕事上がりや寝る前などに

Qué le vaya bien! / Qué te vaya bien!

 中南米で見ず知らずの人に別れ際によく言われたなーー

 

まずはどれか。いつでもどこでも誰にでも!バシバシ使っておくんなさい!

おっと最後に。もしこういった言葉を言われた場合。
Igualmente.あなたもね
という返しを忘れずに!

  

まとめ

  • 相手の名前señor • señora • señorita 、くだけた場面ならamigo・amiga 。呼びかけの言葉をはさみ、会話を滑らかにしよう。そうすることで関係も滑らかになるよ!
  • bonita・guapaなどは言う方も言われる方もヘンに意識せずサラリと。ピロポのお国柄だ。深い意味はない。でも悪い気もしない。そこでバンバン使おう。
  • 相手を想う"Qué pase buen día!"これで別れた後も気持ちのいい余韻が残る。使うべし!

 

それではMis amigos sabios, qué pasen buen día!

 

おしまい。Gracias!

 

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