今回のネタは読者登録させていただいているgreenforestさんのコチラの記事。
語学へのアプローチ法が似てる気がして、すっごく嬉しくなっちゃった勢いのオマージュ記事である。 つまりこの記事と勝手にタイアップ!(公開後ちゃんとOKもらった♪id:japan-neworder様ありがとうございます。でもってブログ変わりましたがこちらでも貼らせていただいています。ヨロシクお願いいたします)
まんまの題名のスペイン語バージョンをお届けしよう。
フレーズ10あるかな?…とりあえず、今日もよろしくっ!
「会話はリズムである」
会話というものはお互いに「間」を取りながらするものであって、単調に自分の言いたいことをストレートに言うものではありません。英会話においても同じであり、リズムを大切にする特性のある英語では尚更です。
同感です。言葉は間です!流れです!! リズムです!!! この流れに身を任せ、心地よいリズムで双方がコミュニケーションできたら、たとえ意見が対立していようと和やかに笑顔でいられる!世の中もっともっと住みやすくなる!!
でもって、自分の過去記事だとコレ。
名前なんかの呼びかけコトバをはさむだけで、ぐっとコトバは柔らかくなるし親密度もUP。結果的に関係も良くなるし、何よりブツ切りの塊が串に刺さっているような固い君の文がね(おっとゴメン。違ったら流して。アタシの最初がこうだったってことよ)、なんかまとまってきてソフトにネイティブっぽくなるのよ。
まさに、今日のイロイロもコレ。会話の潤滑油。では、さっそく見てみよう!
1. いいよどみ系・イロイロ「うーんと…、えーと…」
1) Pues...
いちばん一般的な「えーと…」の言い方。時間稼ぎにもってこいだ。
例)¿Quién va a ganar esta carrera?-Pues...no sé.
(この競争に誰が勝つかな?ーう〜ん…わかんない)
2) Bueno...
これも「えーと…」の意味で使える言葉。
その他話題を変えたいときにも使える。
例)¿Cuántas veces has ido a España? -Bueno,no muchas.
(何回スペインに行ったことがあるの? ーそうだねぇ…そんなに多くないよ。)
Bueno,vamos a empezar la clase.
(じゃあ、授業をはじめようか。)
おまけ)メキシコ中心に中米ではかかってきた電話への「もしもし」もコレ(この時の発音はbuenó! )。せっかくだから他の「もしもし」も言っとこう。南米がhola! スペインではかけた人がoiga! で、受けた人がdiga! またはdígame!
2. 呼びかけ系・アレコレ
3) oiga/oye
「もしもし」「ちょっと」「すいません」と話を切り出す時の定番コトバ。「聞く」の動詞oirの命令形だ。そこで単独だとちょい語調が強いので、必ずpor favorとか名前・敬称をその後につけるのを忘れずに!詳しくはこちらの記事を参照してね
例)Oiga,por favor! -Si,dígame.
(もしもし、すみません。ーはい、なんでしょう。)
Oye Juan, ¡te llaman por teléfono!
(ねえファン、キミに電話だよ!)
4) perdón
日本語の「すみません」と一緒。呼びかけでも使えるし、ちょっと謝るときにも使える万能語。変化もなければustedでもtúでも使える。最初に覚えるなら間違いなくコレがおすすめだ。呼びかけの時は尻上がりに発音しよう。
例)Perdón señorita,dónde están los baños?-Al final del pasillo.
(すみません、トイレはどこですか?ー廊下のつきあたりです。)
5) perdone/a disculpe/a
さっきの4)は語形変化なしだが、こちらは考え方は3)と同じ。動詞perdonar disculparの命令形だ。そこで名前・敬称をつけないとかなりぶっきらぼう。使う時は要注意だ。
例)Perdone,señorita.Hay una pregunta.
(すみません、ちょっと質問があるのですが。)
Disculpa,mama.Puedo usar la maquina de coser?
(ねえママ、ミシン使ってもいい?)
※この二つはperdóneme/ame や discúlpeme/ame と後ろにme がつくと、「ごめんなさい」という謝罪の意味だけになる。こうした呼びかけ系ではなくなるので使い分けにこれまた注意だ!
→だからどっちにもそのまま使える4)perdónが一番おりこうさん!
6) eh (エーなんだけど呼びかけではエウって聞こえることも)
実はこれも万能語。ま、しかし基本的には親しい間柄で使おう。
例)Eh,Juan,espérame!(ねえ、ファン。待ってよ!)
その他、文の最後につけて軽い質問(いわゆる不可疑問文ってやつ)・念押し・忠告などの意味合いを持たせることもできる。
例)Hace frio, ¿eh? ※¿no?も同じ(寒いね。)
Ten cuidado con los muchachos mexicanos,¿eh?
(メキシコの男どもには気をつけるんだよ、いいかい?)
7) 名前・敬称
ヒツコク繰り返すよ。名前だけ、敬称だけ、役職だけ。これだって立派な呼びかけだ。もちろん3)〜6)と合体して両方使えばmucho mejorもっといい。日本人が苦手な部分だからこそ、スペイン語を話すときは意識してこうしたコトバを文の間にはさむようにしよう!
例)Abuelita! Vamos a ir al parque.-Claro que si,mi princesa.
(おばあちゃん!公園いこうよ。ーもちろんだとも、私の王女ちゃんや。)
Señor ministro.Tome usted ese dinerito por favor.
(大臣、どうぞこちらの金をお受け取りください。)
3. 言い訳系・ワラワラ「それはですね…」
言い訳や弁解には日本語でだって欠かせない無意味なクッション言葉。「いやあ…あのう…ですから…それはですねえ…実は…(以下∞に続く)」今から紹介するのを複数重ねて、いいよどんで…言いにくそうに言う。またはこうしたことをクチから出しながら言い訳を一生懸命考える。ああ、人生って地球のどこでも切ないのう…
8) mira.../verás
ustedだったらmire usted... verá usted... vea usted...になる。mirar verの命令形とかだ。
例)Aqui no se puede fumar,eh?-Pero es que...verás ...yo...
(ここはタバコは禁止ですよね?ーでもあの…その…私は…)
miraはその他注意の喚起やいいよどみ系としても使える
例)¡Mira! Ahi viene el SHINKANSEN.(ほら!新幹線だよ)
Mira,yo creo que es mejor que no comas este pastel ahorita.
(まあ、今はこのケーキを食べない方がいいと思うよ)
9) es que...
聞かれた返答として、その理由を述べるときに使う言葉。めちゃくちゃよく使う。イメージとしてporqueより口語的?な気がするが、今のところ文献的に裏付けられていないアタシの印象だ。「だって◯◯だもん」って感じか。モチロン男性陣も使える。
例)¿No quieres ir con ella?-No.es que conduce muy mal.
(彼女と行きたくないの?ーああ。だって運転が下手だからね。)
10) lo que pasa es que...
まあ、9)とほぼ同じ説明の前口上。「実を言うと…」「つまり…」なんだけど、es queより長いので、これをのらりくらり言っている間にうまい言い訳や言い方を考えたり、逆に相手にココロの準備をさせる、っていうお利口さんコトバである(これはホントにスペイン人がそうアタシに説明したから信じてよいと思う)。
例)Lo que pasa es que ella no le quería desde el principio.
(実際のところ…彼女は始めっからヤツを好きじゃなかったのさ)
おわりに
さあ、どうだろうか。ドレもけっこう簡単で短いものばっかりだ。是非バンバン文にはさんで・使って・はさんで・使って…。そうしているうちにキミのクチからポロポロ勝手に出てくるようになるはずだ。日本語の時までポロポロしだせばカンペキだ。アタシと是非アヤシい japonespañol で会話を繰り広げようではないか!
しかし…これを書いていたらあいづち言葉とかいわゆる間投詞(ay! oh!みたいの)を書きたくなってきたぞ!次回はこれかな?
あああ今日もまたダラダラ長くなってしまった。ここまでお付き合いありがとう!
Gracias tú ! Hasta la próxima, ¿eh?
おしまい!
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