※公開時7000字超の記事を分割し2017/4/20更新
今回のテーマ、なんかちょっと盛ってない?
そんな夢のような話あるの?
あるんです!
さあ、そんな夢の世界へご案内〜♪
[:contents]
まず「ふるい」を耳に装着しよう!
まず質問。
相手の話を聞くときは、一語一句聞きもらすまいと、ずーーーと精神を張りつめて聞いていなくっちゃならないんだろうか。
まさか。そんな疲れる苦行はムリムリ勘弁。
フツーに日本語での会話の場面を考えてほしい。
アタシ達、相手の顔をじっと見て精神を集中し、相手の全部の言葉を全部同じ重さで聞いてる?まさか。しやしないでしょ。
無意識に重要キーワードとサイアク聞き取れなくても推察できたり無視できるワードをふるいにかけてるわけよ。
では、このふるいのスペイン語バージョンを耳に装着しよう。
ふるい落とさず拾い上げるべきたった一語とは?
さて。いまさらだが文は基本的に次の5つの要素で出来ている。
いつ 誰が どこで 何を どうした。
このうちのだね、次の赤くなってる部分。
いつ 誰が どこで 何を どうした。
この5つのうち3つが基本たったひとつの単語である程度特定出来てしまうのがスペイン語のスバらしいところなの。
言い換えるならその一語さえ聞き取れれば、話の3/5つまり6割は理解できるってことだ(ほら、夢の実現は間近よ!)。
ある程度スペイン語をかじってる君ならわかったね。
そう。その一語とはズバリ!動詞である。
いつ。これは動詞の過去形・現在形・未来形、ま、進行形や完了形なんかも含めたその時制でざっくりわかる。
昨日か一昨日かなんてほぼ一緒。でも過去と未来じゃゼンゼン別。話はまったく変わってくる。これがわかる!
だれが。スペイン語の大きな特徴である動詞の人称変化。これがあるからこそ主語が省かれても誰のことを語っているかわかるわけだ。
あなたと第三者はややこしい。また同じ第三者のホセかカルメンか。そんなのは話の流れで掴むこと。それよりアタシかアナタか。これは大きく違うから。そこはバッチリ押さえなきゃ!
どうした。そもそも動詞ってこれだから。
言った。行った。煎った。日本語って同音異義語が多いから動詞だけじゃわかりにくいこと多いけど、スペイン語はそれに較べればちょろいちょろい。
動詞でまあ、だいたい何がどうしたかも推察できるくらい結構絞られてくるね。
その一語が出現する場所は?
さらに。日本語の動詞ってだいたい文の最後じゃん。だから最後までどういう行為になるのかわかんないもどかしさがあるんだけど、スペイン語はいいね!ほぼ最初にあるよ。ってことは
最初を聞き逃すな!
そうすれば6割理解!
ってことだわな。
ついでに最初に大体の話の中身がわかるわけだからさ、推測しながら後半聞けるでしょ。そうすると自然に何を、何で、誰と…とかいうオマケの部分も耳に入ってきやすくなるんだな。
むふふ。スペイン語、おまえってなんていいヤツ!
最大の敵は最高の味方
スペイン語は動詞の人称変化がめんどうで、ついでに過去形だって線だの点だのゴロゴロあるし、ともかく動詞の活用が苦手だ・・・。
うんうん。確かに。めんどうだよね。でも仕方ないじゃん。文句言ったってそーいうもんなんだから。だからここは逆転発想よ。
一見めんどうな動詞だけど、味方にすれば強力アイテム。覚えない手はない!!
ってね。
名詞とかはね。はっきりいって後回しでいーのよ。いざとなったら指差しだのスマホで画像見せるだの絵を書くだの…伝える方法はいくらでもあるから。その労力と時間を動詞にそそごう。
では、以下は超初心者さんへ。
動詞の覚える順番のおススメだよ。
動詞の時制・その覚える順番は?
スタンダード型
- 動詞の原形(不定形) 例:ir
- 現在形の人称変化(最低でも自分と三人称単数の2パターン) 例;voy,va
- ir a 原形での未来形 例:voy a ir
- haber +過去分詞の現在完了形 例: he ido
- 点過去・線過去の人称変化 例:fui , iba
- 接続法現在・直接法未来・過去未来…ま、おいおいに身につけていく
※中南米の場合は4はスペインのスペイン語のように直近の過去形としては使えないので5が先をおすすめ
これすらもメンドウ。もしくは時間がない!って人には以下の必殺サバイバル法で。
サバイバル(短期集中)型
下準備;yo usted el ella nosotros ustedes ellos くらいはスグ出るようにしとく。
A. 動詞の原形(不定形)をなるべく多く覚える 例:ir
B. 上の2〜5のルールは知っておく(知らなきゃ推察もできない)
C. ダレ+原形+presenteで話す・聞く 例;usted ir hoy(presente)?
D. ダレ+原形+pasadoで話す・聞く 例;usted ir ayer(pasado)?
E. ダレ+原形+futuroで話す・聞く 例;usted ir mañana (futuro)?
例) José:Fui al supermercado anoche.Lo que pasa es que...
みゆまっしー;Perdon,"fui"? Usted(相手を指す),ir,pasado(自分の後ろを指差す)? José:Si si,YO FUI (ココ多分ゆっくり言ってくれる)al súper anoche. みゆまっしー;OK ,ya entiendo bien gracias,siga por favor. |
最初に気をつければいいと言っても、ココロの準備ができてなくって最初を聞き逃す場面は多い。
fu...?むむ?なんて言った?誰が行った?fui?これって誰の活用だっけ?
このように大事な動詞を聞き逃しちゃったり確信が持てない時は、動詞を確認!
その動詞の活用ができなくっても
presente (現在)/ pasado(過去)/ futuro(未来)
この3つの単語を知っていれば原形にコレを足すだけでまあ、通じるだろう。で、相手はその動詞を(ゆっくり)繰り返すと同時にほかの部分もまた言ってくれるので、さらにわかりやすくなる。
話すときも同じ。
Yo ir Tokio ayer!
これで昨日キミが行ったことは最低わかってもらえるってわけだ。
ともかく会話の早いうちに一発質問を
そして何より実はこれが一番大事なのだが、早いうちに一度質問することで
「ん?オレしゃべるの早いかな?ちょっとゆっくり話してやらなきゃな」
と相手が気をつけてゆっくり話してくれるようになったらしめたもんだ!
こっちもイチイチ質問して話の腰を折りたくないよ。相手も自分のペースでしゃべれなくってストレスになるでしょ。
だけど、本人が気にしてくれて聞きやすく話してくれたら、どっちにとってもHAPPY。これこれ。このカタチに持っていくワザを磨くのが、本当は動詞を覚えるより大事かもね。
ともかくこちらの記事でも詳しくとりあげたけど、わかったフリでフンフン聞いてたら、相手はわかってるんだとスピードも使う単語も気にしてはくれない。で、わかってなかったと知った時の落胆や憤りといったら…!ああ、デス・スパイラル。
やだやだ、いいこと一個もないよ。
※このへんのことや初心者でも聞き取りやすい場所と人について紹介している記事はこちら。実は以前はこの記事と一緒だったもの。よかったらこちらも合わせてどうぞ。
さあて、今日から動詞のお勉強だ!
いやだったら、相手がわかりやすく話したくなるマインド・コントロール法をお勉強だーーー!
まとめ
|
初心者だって、恐れることはない。バンバン聞いてバンバン質問してバンバン話そう!そしてバンバン上達しちゃおうぜっ!。
おしまい!Gracias por tu atencion!
◉ちなみに聞き返しの言い方はこちら↓
「何ですって?」聞き返しのスペイン語10選!
◉または記事一覧から気になる記事をどうぞ!
◉今回の記事の感想・意見をいただけたらうれしいです。
もし気に入ってもらえたらシェア・フォローも超絶うれしい!
下の各ボタン&ウラカンfacebookページどれもゆるく更新中