URACAN-ウラぐちカンたんスペイン語-

暗記いらない。いるのは勢い。読み飛ばしてナンボのスペイン語学習ブログ

LとRの発音ができなくても困らない、ひとつの心構えとひとつの呪文。

 今日も前回に続いて発音のこと。今日も英語、その他の言語でも応用できるように書いたつもり。ちょっと長いけど、URACAN式は「カウチに寝そべって読んでなっ得スペイン語」。時間あるときにお付き合いヨロシク!では、さっそくいってみよー!!(最終更新2017/7/7)

はじめに

今さらいうまでもない、この「LとRの発音」問題。アタシ達日本人を苦しめる許しがたき天敵だ。しょうがない。日本にどちらもない発音だから、日本で育ったアタシ達には区別する必然性がナイ。必要ないものは無いのと一緒だ。でも…一歩日本語文化圏から出たら…そうも言っていられない。

 

ええっ!?わたしちっとも難しくないわ。と言うヒトはもうここから先は読まんでもよい。しかしそーいう方は往々にして、後述のコミュニケーションシーンでドえらい失敗を知らず知らずのうちにしてるものだ。えへん。おほん。…気になるか。じゃ、これからもご一緒しましょ♡…ま、それはさておき。

 

もちろんね。正しく発音出来て、聞き分けられるのが一番だよ。それを目指すことが出来るヒトは是非そうしてくれ。世の中にはたくさんの実績のある先生方があの手この手でマスターする方法を教えてくれている。アタシもできるならそうしたい。

 

しかし、アタシはそーいうコツコツ地道にやることができないタイプなのだ。

発音もイイカゲン。単語も覚えない。文法も実は自己流かも。

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でも、あんまりこまらない

  

これでネイティブのなかでしっかり会話に参加して、通訳までしちゃったりもする(もちろん学術的やら政治的やらなんてマジメな席はムリムリである。せいぜい民間レベルだ)

 

これを読んでいる君が、もし。

・とりあえず直ぐにでも会話がスムーズに楽しくできるようになりたいな。

・人の言うことがわかり、自分の言うことをわかってもらいたいな。

 

と、思っているのなら。

 

ま、だまされたと思って読んでみてほしい(だまさないし)

君の苦手意識がすっ飛ばないまでも薄まることを祈ってる!!

 

1.心構えひとつで皆HAPPY!

日本人は間違いを恐れてしゃべらない。よく言われるね。ネイティブじゃないんだもん。間違えない方がおかしいよ。幼稚園児がヘリコプターが言えずにヘココプターになるのと一緒。ヘッポコでいいじゃん。間違えることで気づき、矯正され、改善していくのよ。だから。まずは話そう!!

すっかり手あかの付いた言葉だけど、ここであえて言っておくよ!

 

 

さて。例えばよ。ある外国人が食事時にさ、

「すみません。ちょっと、ちお 取ってください」

って言ったとしよう。

コレ聞いた君。さあ、どっちの行動に出る???

 

A;「え?ちお?ああ、しおね。はい、塩。どうぞ」

B;「ええっ!血を採ってくれぇ〜!?だはははは、受〜け〜るぅ〜」

 

まあ、その外国人との関係の密度・濃度も影響するから一概にどっちがいいとは言えない部分もあるんだけどさ。基本的にヒトの間違いをあざ笑うような発言を瞬間的にとる人は、ヒトとして底浅でみっともないとアタシは思う。よくわからないなりに、「何かバカにされている」と、その外国人は感じちゃうだろうし。笑った本人に自覚はなくってもね。

 

ふつー文脈でわかるでしょ(想像力のない人もいるけどね)。ああ、この人は「し」の発音が苦手なんだな。ここは流しておこう。(使う力:推察力と状況把握力)

あるいは、

「はあ〜い。これはしお。しお、とるよ〜(塩を手に取って)。んでこっちは血()。血をとるよ〜(注射器で採るフリ)。さ。どっちとる?・・・」

なんて感じで会話の一部でさりげなく教える。(必要な素質:ウィットとお手伝い精神)

 

こーいうときにその人の「ひととなり」ってわかるもんだよね。

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ってなことを、外国でアタシ達がこの「外国人」の立場になって日々やるわけだ!

 

実際、笑われたこと、バカにされたこと、アタシいっぱいあるよ。でもそーいう笑うヒトはアタシにとってしょせん「どーでもいい人」。気にしなきゃいいの。どーせ、そーいうヤツは大した人間じゃないし。友だちにはならない。はい、さよなら。

 

フツーはね。ヒトって教えてあげたがりなのよ。道がわからない?どれどれ。食べ方か。よしよし。・・・相手は教えて気持ちいいし、アタシは教わって疑問解決だし。このWIN WINの関係がね、海外でのコミュニケーションの導入では大切だと思うし、結果友人を作る上でもちょっとした尺度になったりする。あんまりヒツコイ教え方はありがたメーワクだな(教えてもらってるのにゴメンね!)。この人のアタシの間違いの流し方は気持ちいいな…

 

間違えたって恐れるな!笑われたって凹むな!大体は文脈でわかってくれる。わかってくれないときの相手の行動と、自分の行動。これこそが大事なのだ!!

 

相手は変えられないから、自分だけは。

 

 わからないことはわからないと正直になる。

そのうえで謙虚な気持ちでいっぱい周りの人に教えてもらう。

 

そう。つまりソクラテスのいう無知の知。この心境。

 

自分がわからないときも。人がわからない時も。

わからない、ということを知ってさえいれば。

ホント、困ることなんてナイよ。なんとかなるもんだよ。

それがきっかけで話や人間関係だって広がっていくよ。

究極を言えば、

わからない時こそチャンスだよ!!

(あら?これも手垢ベタベタ?でも事実だもーん!)

 

 

2. 魔法の呪文を唱えよう!

1)日本人の弱点「LとRの発音」

とはいえ。精神論だけじゃさすがにアヤシい自己◯発セミナーなんで。

具体的な解決策もひとつ教えよう。

 

ヒツコイようだがアタシの場合。これまた自慢じゃないがはっきりいって今でもLとRはよく聞き分けられないし、言い分けられない。だから書くのもイイカゲン。しょっちゅう間違えている。

 

それでもやはりそんなに困らない(こまれよ!)

 

相手の発音がLだかRだかアタシが聞き分けられなくても、ある呪文を唱えるだけで、アタシはどっちなのか正しく理解することが出来るし、アタシの発音が間違えてよーと、やはりこの呪文ひとつで相手は正しくわかってくれるから。

 

だから必死に、えーと、舌先を上にくっつけて・・・とかイチイチ考えたりしないで、テキトーにナチュラルスピードで話して、会話の流れ・リズムをさえぎらない。

(まあ、呪文である意味会話を一時停滞させているのは認めよう)

 

 

知りたくない?この呪文。

http://4.bp.blogspot.com/-1qy8K0kYEFg/UdoE4M3Yi0I/AAAAAAAAV-A/qQJhooZpg7Y/s800/senkyo_wairo.png
※写真はイメージです。

今日からでもすぐ使える。練習いらず必殺技!

 

練習いらず?そうそう、まずそれよ!というアタシの同志よ!

よし。君にはその呪文を授けよう。

http://4.bp.blogspot.com/-1qy8K0kYEFg/UdoE4M3Yi0I/AAAAAAAAV-A/qQJhooZpg7Y/s800/senkyo_wairo.png
※写真はイメージです。

この場合の言語はスペイン語だ。

例えばのシチュエーション。

相手がなんか言った。ムム?ナンだ。その単語は。電子辞書で調べてみよう。ムムム。しかしLなのかRなのかわからなかったら調べようがないじゃないか!!

 

  

そこで君はまずこの手を相手に見せる。

 そう。アルファベットのLの形である。

そして言おう。

 

L de leche o R de raton?

エレ デ レチェ オ エレ デ ラトン

(ミルクのL?それともネズミのR?)

 

その時の発音はLもRも日本語の「エレ」で大丈夫だ。

日本語風読みのレチェ(牛乳)、ラトン(ネズミ)で相手はちゃんとわかってくれる。いうなれば日本だと無線電話通信における「朝日のあ」だ。詳しくは→【みんなの知識 ちょっと便利帳】通信通話表 - 和文 - [あさひのあ いろはのい]

 

そして聞かれた相手だ。もし答えがLなら同じジェスチャーで

”leche leche"と笑いながら親切に教えてくれるだろう。

  

聞く時だけじゃない。自分が言う時も相手が???な顔をしていたら、

(アタシの今言っているエレは)L de leche!と言うだけ。

 

書類に書く時、うっかりスペルがわからない。窓口の人に

(アタシの今書きたいエレは)L de leche?と聞くだけ。

 

 

なんて万能パスポート!!

 

ちなみに英語の場合は私は門外漢なんだけど、これが使えるんじゃナイだろうか。

Phonetic alphabet tables - Alpha Bravo Charlie

これだとL:Lima,Lincoln  R:Romeo,Roger

らしいんだけど、どうもアメリカとイギリスでも違うらしいし、フランス語…とかになるとまた違うだろう。各国事情に詳しい方!!是非是非コメント欄などで教えてほしいな!よろしくでーす!(ね?結局こうして聞くのよ)

 

 

さあ、それではさっそく多用してその場で教えたがりのネイティブさんにガンガン教えてもらおう!しばらくしたら聞かなくっても向こうから教えてくれるようになるぞ!

…だからアタシはいつまでたっても覚えないんだけどさ。

 

2)もう一つおまけで「BとVの発音」

スペイン語の場合、あまりこの違いは問題にならないのだが、スペルの関係で聞くことはあるだろうから、おまけで言っておこう。こちらは

 

B de burro o V de vaca?

ベー デ ブーるオ オ べー デ バカ?

(ロバのB?それとも牛のV?)

 

これもどっちもベーで良し!ブーロの発音が難しかったら

V de vaca? こっちだけでも十分だ。違ったらNOと言われるだけ。

はい。解決!一件落着。ああーすっきり!!

 (※英語はB:Brovo,Boston  V;Victorらしいよ!)

 

まとめ 

  • 知らないこと、出来ないことは恥ずかしくない。どんどん聞いてコミュニケーションをとろう。結果自分の語学も人間関係も豊かになる。自分に謙虚になるし人には優しくなれる。いいこと尽くめだ。ヒャッホー!
  • 困ったときにはこれで確認。魔法の呪文。
    L de leche o R de raton?
    B de burro o V de vaca?

・・・そしてきっといつかはLもRもおちゃのこさいさいさ。

 

・・・いつかな?くるかな?
その日のためのスキマ時間こっそり練習法はこちら。
Google先生に挑戦!スキマ時間に無料で発音テスト【全言語対応】 

アタシのダメダメぶり全開なんだけど、楽しんで発音練習ができるので、よかったら覗いてみてね〜!

おしまいっ!Gracias!!

 

このgraciasをグラシアスと発音しちゃっている君は前回のこれを見るべし!

その追記がこちら。