URACAN-ウラぐちカンたんスペイン語-

暗記いらない。いるのは勢い。読み飛ばしてナンボのスペイン語学習ブログ

発音がホメられる日本人をさらに強力にするワザ【他言語応用可】

 今日はスペシャルバージョン。アルファベットを使う言語でならすべて応用OKだ。英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、チェコ語…何でもござれ。どんとこい!これさえ気をつけて発音すれば、君の発音はぐううーんとネイティブに近づいちゃう方法を教えるよ!

 

現地の人にボクの、アタシの発音がわかってもらえない!日本語英語になっちゃうけどどう直せばいいのかわからない!

そんな人は是非読んでみてね!発音に困ってない君は、外国人に日本語を教えるヒントやちょっとした雑学もあるんで、ま、復習がてら付き合ってくれると嬉しいな。

では、はじめよう!

 

 

いきなりだけど。ここのお店知ってる?

 

 COSTCO

 

 

 知ってる人は言ってみて。知らない人は、読んでみて。

 

 

 知ってる人はたいていこう読むと思うんだ。コストコ。大丈夫。間違いじゃない。日本ではね(その詳細は後でね)。でもね。ここってUSA資本じゃん。お隣メキシコにもゴロゴロあるよ。さて旅行なんかであっちに行った君。ここに行きたい。でも。

 

How can I get to the コストコ?

とか、

¿Dónde está コストコ?

 

って言っても通じない。さあ、そこで向こうの発音の出番だ。

もう一回チャレンジしよう。COSTCO.

 

読めたかな? あえてカタカナで書くなら「コスコ」。詳しく見てみよう。

 

COSTCO → CO  S  T  CO 

最初のCOは問題ない。

その後のSはス(SU)のUの部分を言わない(息を出すだけ)

で、すぐに一瞬息を吸い込んで(ここがTの部分)

で、最後のCOを言う感じ。

 

Tのところだけど、スペイン語をやってる人なら知ってるよね。首都Madridはマドリードじゃなくて、カタカナだったら「マド(ッ)」でリは強く、で、息を飲み込んで終わるの。あのDの発音とこのTは一緒だよ。飲み込んじゃうんだ。

 

日本語でも「きっと」とか「もっと」とかの小さい『っ』は飲み込むでしょ。まあ、あれに似てるんだけど、気をつけなくっちゃいけないのは次のこと。

 

日本語はこの飲み込む部分だけでちゃんと一拍分ある。「き・無音っ・と」で3拍

でも外国語はそんなに長くない。ほんと一瞬(向こうのコトバは拍では数えないけど、あえて言うなら手を一回たたく間にCOSTCOと言ってみて)。この飲み込む時間が違うから、外国人には日本語の『っ』が逆に難しいんだけど、ま、これは月曜日のネタ。アタシたち日本人は「コスッコ」にならないように注意しよう。これよりはコスコの方が断然いい。

 

そう、わかったね。アタシ達日本人の弱点。子音だけの発音、それもいくつか重なってるのが難しいんだ。

 しょうがないよね。ないんだもの。日本には子音だけって。いや、実は一個だけあるんだけどね。「ん」っていうのが。でもこれもこれ単独で発音するって、まずないからさ。やっぱり日本には子音だけってないわけで。

 

そこでついつい、ホントは無いのにaiueoをつけちゃうんだよね。でも、逆を言えば、ここを気をつけるだけでグンと本物に近づけるんだってこと。

 

 

 

もう一個だけ例をあげようか。スペイン語やってない人も、AMIGOとこれくらいは知ってるんじゃない?

 

Gracias.

 

そう。ありがとうだ。さあ、今までなんて言ってた?グラシアスって、言ってなかった??よーーーくスペルを見てみて〜

 

Guracias  じゃないよ、Graciasだよ!デリシャスじゃない、デリーシャスですよ奥さん!え?知らない?君は若い!!)

さて、では発音のポイントGraの部分。うがいガラガラのイメージなんだけど、昔見たNHKのスペイン語講座で先生が言ってたのがわかりやすかったから紹介するね。それは

 

グラシアスではなくって、ガラシアスという感じで(ガラは一気に)発音する、というもの。確かにこっちの方がグよりダンゼン本物に近いよ。さあ、今日からはガラシアス!

 ※英語ペラ子ちゃんからの疑問に答えた・この問題追記編はこちら※

 

今覚えちゃっている単語は一度声に出して読み直してみよう。ないはずの母音をもし付けちゃっていたらそこはポイ!これから覚えるのはココに気をつけて覚えていく。そうすれば自然と発音だけじゃなくってスペルも正確になって2倍うれしい!ひゃっほー!(とかいうアタシもスペルはダメダメなので…一緒に頑張ろー!)

 

ともかく!こういう日本で知られた単語こそ要注意だね!

 

 

 

しかし最初のCOSTCOに話を戻すけど、日本に上陸した1999年からコスコってカタカナを登録しておいてくれればこんなややこしいことにならなかったのに。そう思って調べたら、どうもCOSTCOもはじめコスコで登録しようとしたんだけど、すでにその名前で会社登録があったんで使えず、そこであえてトを入れてコストコにしたんだとか。

 

ま、それじゃしょうがない。コスコでググったらある会社さんにヒットしたよ。トップ表示には2件あるけどどっちかな?しかしここもいい迷惑だよね。残り8件はみーんな結局はCOSTCOで、カンペキ押されてる。ドンマイ。

 

さて今日はどうだったかな?君のスペイン語や他の言語の上達の、一助となったら嬉しいな。では最後は、その他の言語のチェコ語なんぞの早口言葉で終わろうか。

 

黒田龍之助著『もっとにぎやかな外国語の世界』白水uブックス p65より引用 

Strč prst skrz krk!

  

なななんと!母音が一個もなーーい!

こんなコトバもあるのねえ〜。世界は広い!ちなみに無謀にもカタカナで書くと「ストルチュ プルスト スクルス クルク」(ここから母音を抜いて発音してみよう!)で、どんな意味かというと

 

「喉に指を突っ込め」

 

だそうだ。さっそく覚えてチェコに行ったら言ってみよう!その後どーいうことになるかは、当ブログでは一切責任は持ちません・あしからず。

 

 

おしまい。

◉ ヒツコクもガラシアス発音についての追記記事はこちら↓ 

http://www.uracanspain.com/entry/20160519スペイン語-gracias

 

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